2006年06月30日

想像力は権力を奪う


村上龍著「69」の英語版を手に入れました。

 「69」といってもエッチな話ではありませんが、真面目な話でもありません。

 底抜けにバカな話です。

 高校3年生の17才が無茶苦茶する話です。

 青春がテーマです。

 原作は九州の方言満載なので英語で読むと少し違和感を感じますが、こういう表現は英語でこういうのか、という発見がおもしろい。

 彼がこういう読みやすい話を書くのは珍しいのですが、主人公の考え方や言葉はいつもの如く素晴らしいです。

 「楽しく生きることは戦いである」

 「オレの笑い声を退屈な奴らに一生聞かせてやる」

 「カミュは間違っていると思った。人生は不条理ではなくバラ色だ」

 など、村上節満載です。

 Mixiのおすすめレビューも見ましたが、他の村上龍の作品は好き嫌いあっても「69」に関しては若い人からおじさんまで結構人気あるんだなと思いました。

 龍は天才ですよホントに。
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2006年06月28日

盾・shield


無事にビザ取得に成功しました。

 2007年の8月いっぱいまで有効のスチューデントビザとワークパーミットです。

 来月からあと1年と2ヶ月は、カナダにいたければいられるわけです。

 
 シアトルでは、2日目の昼過ぎまでに今もっている情報の中でやりたいことはすべてやりつくしていたので、結局、紀伊国屋でひたすら最近日本で出版された本を読破していました。

 中でも、村上龍の最新作「盾(shield)」という絵本は圧巻でした。

 前作「13歳のハローワーク」を踏襲した内容で、簡単に読めて読後感もよかったです。

 一言でこういう内容です、というふうに表現することは不可能ですが、「私にとっての盾・シールドは、シェパードとドイツ語と妻だ」という主人公の最後の言葉がすべてを表しています。

 仕事や恋愛や人生についても、私たちが生きていくには盾が必要で、より強力な盾を身に付けたいと誰もが望みますが、強力なものであるほど手に入れるのは難しくなります。資格取得などはわかりやすい一例です。

 落ち込んだとき、つらいときに力になる盾というのもあります。それは恋愛とか友達とか抽象的なもので、個人的かつ精神的な心を守る盾は一番入手するのが難しいのかもしれません。


 今回のビザ取得も、少し意味は違いますが、いろんな盾に守られてうまくいったようなものだと思いました。

 例えば、日本のパスポートは最強だ、というようなことをいろんな人が言いますが、確かにそのとおりで、かなり有利です。これも言うならば一つの盾です。

 学校が発行してくれた書類というのも一つの盾です。この盾がなかったら、わざわざ一つ一つ自分で説明しなければビザはもらえません。実際私はカナダ大使館でもイミグレでも、書類を出しただけでほとんど何も喋っていません。

 例えば、今回シアトルでユースホテルに泊まろうしましたが、ハイシーズンで満員だと立て続けに2件断られ、ユースの人に紹介してもらったホテルへ行くとクレジットカードがないとチェックインできないから、と断られ散々な目にあいました。この場合クレジットカードというのは盾を意味します。盾をもっていないことは不利を意味します。

 しかし何とか泊めてもらわないと宿無しの恐れもあったので、一生懸命交渉し、何とか泊めてもらったわけですが、こういった交渉能力というのも一つの盾を意味します。


 まだまだカナダ生活が長く続きそうですが、頑張って強力な盾を身に付けようと決心しました。

 英語というのは一つの盾になるのだろうか。

 それは人にもよるだろうし、誰にもわかりません。



――村上龍「おわりに」より

 わたしは一つの仮説を立ててみました。わたしたちの心とか精神とか呼ばれるもののコア・中心部分はとてもやわらかくて傷つきやすく、わたしたちはいろいろなやり方でそれを守っているのではないか、というものです。
 そして守るためのいろいろな手段を「盾・SHIELD」という言葉で象徴させることにしました。さらに「盾」には、個人的なものと集団的なものがあるのではないかと考えて、それをわかりやすく伝えるためにこの絵本をつくりました。

 自分の柔らかなハートのコアを守る盾、というような考え方は明治の開国以来、高度成長時まで、あまり必要とされませんでした。国や企業、それに「世間」と呼ばれる集団・組織に個人は守られて生きるという大原則のようなものが日本社会にあったからです。

 ただ、高度成長が終わって、その大原則だけでは立ち行かなくなっています。つまり、個人的な盾というものを意識せざるを得なくなっているわけです。もちろん現代でも大企業に就職した方が有利には違いありません。でもそれではどんな人材が求められるかと考えると、さまざまなスキルと知識、それに高い人間性を持つ人に需要がある。つまり良質で強い盾を持っている人がいずれにしろ有利なんです。

 『盾・シールド』を読んでいただくとわかるのですが、重要なのは、自分を守ってくれる盾は簡単には手に入らないということです。また、手に入れようと探し歩いても見つかるものでもありません。盾は、「自分はどうやって生きればいいのだろう」という問いを、頭の片隅に常に抱いている人が、いつか出合うものです。好奇心を絶やすことなく、きっと自分には何か一生懸命になれるものがあるはずだとか、いつか信頼感を共有できる友人や恋人と出会うはずだとか、そういったポジティブな気持ちを忘れずに日々を生きているときに、盾はその人の前に姿を現すのだと思います。

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2006年06月25日

死なないこと、楽しむこと、世界を知ること


友人からバックパックを借りました。

 明日からしばらく傷心旅行に行ってきます。

 というのは嘘で、わずか1泊のシアトル旅行のためにです。


 人はなぜ旅に出るのか。

 ここではないどこかへ目的もなく行ってみようと思うのはなぜだろうか。

 その謎が少し解けたような気がします。

 というのも今日人生で始めてバックパックというものを背負ってみたわけですが、非常に楽しい気持ちになりました。

 試しに見慣れたバンクーバーのダウンタウン内をうろうろとバックパックを背負って徘徊してみましたが、何かが違うというような気分になりました。
 
 バックパックを背負うだけで視点が変わることがわかりました。

 バックパッカーというと貧乏旅行のイメージが強く、実際そういったものに憧れて旅をする友人が何人かいますが、私にその衝動はありません。

 できれば貧乏な体験はしたくないのが本音です。

 私がバックパックを背負ったときに感じた衝動は何だったのでしょうか。


 脳裏に走ったのは、投資家ジム・ロジャースでした。

 彼はジョージ・ソロスとともに、クォンタムファンドで4000%くらいのリターンを出して大成功した人ですが、彼のおもしろいところは、その後バイクや車で実際に世界一周旅行をして、新たな投資機会を探っているところです。

 彼の著書、「この国は売り、この国は買い(邦題)」なども読みましたが、着眼点が鋭く勉強になります。

 ちなみに今年は先物市場が要チェックらしいです。

 バックパックを背負って、世界を見てまわり、投資チャンスが見つけられるような男になれたらどんなにかっこいいだろうかと思いました。

 気分は冒険投資家です。

 まあ夢のまた夢の話ですが。


 そして、思い切って自分のバックパックを買ってしまってもいいのではないかとも思いました。

 明日のショッピングの目的ができてよかったです。


 最後に、彼の名言を2つ。

 「人生は短い。遠くまで行け。そして深く考えよ。」

 「まずもっとも大事なのは、殺されないようにすること。二番目が人生を楽しむこと。三番目が世界を知ること。それがわたしのプライオリティです」

 。。。村上ファンドとはスケールが違いすぎますね。
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2006年06月22日

それは才能だと結論付けてしまうことは、あきらめるということを意味しているのだろうか


何かが欲しいと思ったときに、どこからか話が転がってきて、その欲しかった何かが簡単に手に入ってしまう人がいます。

 どこかへ行きたいと思ったときに、これまたどこからか話が転がってきて、行きたかったどこかへ簡単に行けてしまう人がいます。

 
 そういった人たちが普通の人たちと何が違うのかというと、常日頃から自分は今これが欲しくて探している、自分はこれからここに行こうと思って方法を考えている、という話をどれだけたくさんの人たちに公言してまわるかというのが一つと、その人を助けたいと思わせるような何かをその人が持っているかの2つが大事なのではないかと思っています。

 結果的にはそれはその人の持っている情報力だといえばその通りなのかもしれません。

 それはその人の持っている才能だ、の一言で片付けてしまうのも何か違和感を感じます。

 
 私が留学を始めて最初の月に出会った人に、「今の時代、留学一つとってみても情報がすべてだ」というようなことを言われて、とても納得した覚えがあります。

 とにかく何でも知りたい、という欲求が私は人一倍強いので(三大欲求よりも知の欲求のほうが強いと言っていた立花隆のような人物には到底かないませんが)、情報に踊らされることはありませんが、いろいろと悩んだり迷ったりする機会も人一倍多いような気がします。

 昔占ってもらった占星術によると、私は「知を司り、すべてを支配したがる星の下に生まれている」と言われたことがありますが、なるほどなと思います。

 北斗の拳でいうと、シンやサウザーあたりの完全にケンシロウにやられる星の下に生まれています。

 愛ゆえに。。。と最後に残しそうな役どころです。


 支配というのも何か違う気がしますし、時代に逆行している気がします。

 「あなたは何かに抑圧されている」というようなことを、半年ほど前に言われましたが、それもなるほどなと思いました。

 
 こう考えていくと、何かに抑圧され、逆に私が支配されているような気がしてなりません。
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2006年06月21日

スコットさんな日々


最近は連日スコットさんと密会が続いています。

 すべてはビザのためです。

 ちなみに今日はスコットさんと私が同じ誕生日(1月9日な二人)なことが発覚しました。

 もちろん、だからといって特に何かあるわけでもありません。

 しかしかなり丁寧に私を扱ってくれています。

 イリーガルは避けたいということでスコットさんも必死です。

 うまくいけば来月から丸々1年間ワークパーミットが出ます。

 まだまだ海外留学はこれからだ、というような気分になります。

 そろそろ明確な目的を持たないとまずいなという思いと、何か人生の遠回りをしているような不安な気持ちがあって、朝起きると私はここで何をしているんだと考えてしまうときが、定期的にすべての留学生を襲うわけですが、大体そういう時は初心に帰れ、とアドバイスされることが多いです。

 このアドバイスは一見安易なものに思えますが、意外と的確なものなのかもしれません。

 何か悩みがあるとき、誰かにすがってしまいたくなるときが人間にはあるのかもしれませんが、ダメですね。

 誰かに頼って解決した試しは一度もありません。

 本質的な問題ほどその傾向は強いです。

 初心に帰れ、というのは言葉を変えると、あなたのことはあなたが一番よくわかっているはずだから自分で考えろ、ということなので、人に頼らない分いいことのような気もします。

 しかし、信じるものは自分だけ、というようなストイックな状態にもなりきれないので、とても中途半端な自分がイヤになります。

 。。。何か10代の悩み相談のようになってきていますが、私は特に何か悩んでいるわけではありません。
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2006年06月17日

できればフォーマルに


今朝は雨が降っていて、起きたときとても寒かったです。

 思わずシャツではなくジャケットを着てしまいました。

 そしてジャケットではさすがに暑いのでシャツにまた着替えました。

 結局外に出たらシャツでも暑いくらいで、あの寒さは何だったんだろうと不思議な気持ちになりました。

 
 今日はわけあって一日に何度も銀行に行きました。

 銀行に行く度に思うことは、この人たちは我々の預金を右から左に動かすことでご飯を食べている人たちなんだなということと、やはり服装というのは大事なんだなということです。

 カナダではまだそんなに銀行窓口で何かをする、という経験がないので何ともいえませんが、日本の銀行では明らかに服装で彼らの態度は変わります。

 昔、夏場に金髪でビーサンを履いて銀行に行ったときは、大した挨拶もされないし、やけに待たされた思い出があります。

 逆に、冬場に黒髪でタートルネックにジャケット着て、革靴を履いて銀行行ったときは、入った瞬間支店長レベルの人の接客を受けたこともあります。

 世の中と言うのはこういう仕組みなのかとやけに感心した記憶があります。

 この体験がやけに鮮明に私の記憶に残っているので、私は基本的にフォーマルな服装を心がけています。

 要はフォーマルな服装でいるだけでそうじゃない人に比べてメリットが多く享受できるということです。

 ここカナダでもどこかに入る際、他の人は止められていたけど、私は何も言われることなく通過できた、というような経験はたくさんあります。

 簡単にできることで、そうするかしないかでメリットが得られるかどうかが決定されるような場合、私は積極的にメリットが得られるほうを選びます。

 できれば損はしたくないですから。
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2006年06月11日

タモリ話


小学校の頃、私は寝言でタモリタモリと呟いていたことがあるらしいですが、その話は今回全く関係なく、タモリのデビューのきっかけの話が、最近私の中でブームです、というのが本題です。

 一番最初に聞いたのは1ヵ月半ほど前ですが、その後、ことあるごとになぜか思い出してしまい、頭の中で渦巻いてます。

 こういう話を聞くたびにいつも思うことは、世の中に偶然というのはなくて、すべて必然なんだろうなということです。

 去年、営業の仕事をしていたときにある社長が、物事と言うのはすべて必然だ、と言っていたのも思い出しました。

 他人のせいで不幸になる人などいなくて、すべて自分が悪いんだ、という誰かの名言もありますが、いいことが起こるのも必然、よくないことが起こるのも必然、と何か悟りを開いたような気分になりました。

 一応話の内容を知らない人のために内容コピっときます。


 【タモリ談】

「山下洋輔さんと渡辺貞夫さんのコンサートが博多であって、渡辺貞夫さんのマネージャーはよく知っててその人と飲んでて、ホテルに帰ってホテルで飲もうと言われて、俺はその時サラリーマンで、深夜3時頃になってて仕事がありますから帰りますって言って廊下を帰ってたら、一部屋から、少しドアが開いてて、ドンチャン騒ぎをしてる部屋があったの。それが山下洋輔さんのバンドの部屋だった。それを見てたら、中村誠一というサックスの人がゴミ箱をこう(頭に)被って歌舞伎かなんかをやってたのこれは面白いなって思って俺もそこにあったものを被ってそのまんまドアを開けて相手役を務めたんだよ。
 初対面どころか、(乱入した時は)誰が中に居るかも分かんないの。でも、ここの中で行われている、この人の感覚は俺の感覚と同じだと思ったの。俺はこの人が俺を呼んでいると(と勝手に思って)その時(中村誠一は)一人で相手役がいなくて、困ってて、(部屋の空気も)ちょっと中だるみの状態に笑いのテンションも低くなってる時に俺が入って、ベットの所で山下さんが見てて「なんだこいつは!」って思ったんだけどあまりの面白さに笑い転げてた。ひとしきりやり遂げて時計見たら、「いけね!」って思って「会社!」と思った。(深夜)4時頃だったかな、「スイマセン!スイマセン!帰ります!」って言って帰ろうとしたら山下さんに「ちょっと待て、あんた誰なんだ?」と言われて、「森田です!」って言って帰ったんだよ。
 
(山下さんは)「博多の森田とは一体誰なんだ、」って疑問に思ったままそのまま東京に帰って、それから半年後に(山下さんが)博多に来た時に「あの森田はどう探せばいいか」っていう風な事になったらしいんだよ。
 その(宴会やってた)フロアは渡辺貞夫さんが居たり、ジャズマンのフロアだったんだよ。そこに居たという事は、ジャズが好きな奴なんだろうって、ジャズが好きな奴はジャズ喫茶に行ってるに違いない(と山下さん達は思った)で、博多で一番有名なジャズ喫茶に問い合わせれば解るんじゃないかって。たまたま俺はそこによく行ってた。で、(山下さんが)ジャズ喫茶に行ってオヤジに「森田って奴はここに来てるか」って言って「あっ、来てるよ」ってそれで連絡がつく訳、(山下さん達が)電話してみようという事になって、俺が家に居たら、電話がかかってきた。「山下さんが探している」って。それでそこで、ひとしきりあって、それで山下さん達が(東京に)帰ってみんなに話したら「見たい」って言うんで、「森田を呼ぶ会」が結成されて、いきなり旅費が送られてきたんだよ。
その時、ちょうど全部の仕事辞めてて、暇だったんで、それで(東京に)行って、どんちゃん騒ぎしてた時に赤塚さんが来たんだよ。

 (赤塚不二夫のマンションで)居候生活、あんな高級居候ないですよ。一人でマンション、勝手口と玄関が別々についてるマンションですよ。車はベンツのスポーツです。あの人は大金持ちだから、他にマンションがあるだろうと思ってたらないんだよ。で、どこで寝てんのかって思ったら、漫画書く小さな家があるんだよ、そこの二階のロッカーを倒してその上で寝てますって。
 居候というのはね、卑屈な態度をとっちゃダメなの。だから、俺もロッカーで寝てるというのを見てる、申し訳ないと思う。普通の人(居候してる側)は変わりましょうと言うだけど、言っちゃダメ。そこで言うと見くびられるから、堂々としてなきゃ。
 居候の秘訣「卑屈になるな」
 お前は凄いぞ、俺を見つけたんだからお前凄い!。そう思わせないと、向こうも「なんだこんな奴にお金かけてやってるんだって」出て行けって事になると思うんだよ。
 一番最初に出たテレビは赤塚さんがやってた夏休みの最後に「漫画がどうやって出来るかっていう」子供向けの番組がテレ朝であった、それに出たんだよ。牧師のネタをやってて、それをたまたま黒柳徹子さんが見てて、それで(赤塚さんに)すぐ電話をして「なんなの!あの人なんなの!?」って。でも面白いから、「徹子の部屋」に出てくれって。で、「徹子の部屋」に出たんだよ。それからずーっと(毎年)出てる。

 俺の人生の扉、ドアはあのホテルのドアだった、あれを開けると開けないじゃ、人生は変わってた。
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2006年06月05日

他人が孤独に見えるときは、決まってあなたが孤独を感じている


私は一人で食べる食事には本当にお金をかけません。

 料理自体は好きなので、みんなで食べる際は栄養たっぷりのディナーを作りますが(そして普段食べれないお米をたくさんいただきますが)、一人で何か食べる際はほんとにどうでもよくなって、食べられるものであればなんでもいいし、食べずにいられるならそれもまたよし、といったような酷い食生活を送っています。

 日本で働いているときも、私は食料品の買い物は特別な日を除いて、Shop99にしか行ったことがありません。

 ひたすら2個で99円のラーメンと1袋99円のカレーと食パンを買ってました。

 当時のお昼はひたすらマクドナルドだったので(マックチキン1個とハンバーガー1個で180円。3回に1回くらいはマックチキン1個にポテトをつけて250円)、本当に酷い食生活で、病気にならなかったのが不思議なほどでした。

 バンクーバーでは基本的に、2個で89¢の「出前一丁」に支えられているといっても過言ではありません。

 $1ピザにも買おうか買うまいか迷いがでるほどです。

 過去には、1つ29¢のヌードルをひたすら食べる日々が続いていたので、これでも食生活は改善しています。

 さらに最近はもう少し改善しつつあります。

 閉店間際のT&Tに出向いて、値下げシールの貼られたものを狙うことを覚えました。

 $4〜5したものが$2〜3で買えます。

 $2〜3のものは$1程度で買えます。

 大満足です。


 一つ気がかりなことは、そういった安いものに群がる人たちの顔つきは、例外なく寂しく卑しいものであるということです。

 豊かな顔つきをした人はまずいません。

 本当に豊かで賢い人は一人で食事をとるようなことは絶対にしないんじゃないかと思いました。

 Kさんの日記にもあったように、会社帰りに自分1人分の食料を買って帰って一人で食べるような人はかっこよくないですし、寂しい人のように思います。

 金額的に考えても、一人で食べるよりもみんなで食べたほうが安くつくだろうし、単純に一人で食べるよりもみんなで食べたほうが楽しいからです。


 少し前に日本で流行った「下流社会」という本にもおもしろいことが書いてありました。

 若者の間で格差が広がっていて、20代で見た場合、フリーター層というのは興味深い特徴を持っているらしいです。

 それは、趣味は何ですか?と聞くと、音楽を聴くのが好き、映画を観るのが好き、インターネットをするのが好き、と一人で過ごす時間が長い傾向があるらしいです。

 これが起業家や1流企業に勤める高収入層になると、スポーツが好きであったり、みんなでわいわいするのが好き、であったりアクティブでソーシャライズ的なものになるらしいです。

 単純にアウトドアが勝ち組みで、インドアが負け組み、と言われているような気がして、何て適当な内容の本なんだろうと思った記憶がありますが、あながち外れているわけでもないなとも思います。

 人とのコミュニケーション能力の格差が収入の格差を生んでいる、とも書いてありましたが、それもわからんではないなと思います。

 そういえば、孤食の子は問題児になりやすいらしいですし、一様に悲しく冷たい目をしているらしいです。

 そういったことを考えると、一人での食事というのは、人と話をする機会の喪失や、金額的な面でも、精神衛生の面でもよくないんじゃないかなとふと思ってしまいました。
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2006年06月04日

お別れとは、いつも始まりを意味する


今日は一日で2人の友人を見送りました。

 テニス仲間でSamurai仲間のTさんと、バンクーバーに来て最初に知り合った友人Rさんです。

 Tさん、プレゼント喜んでもらえましたでしょうか?購入するとき、あのボスにとても冷たい目で見られながらも頑張って買いました。偶然居合わせたSさんにも「さっきTシャツ買ってただろ」とか言われながらも半ばヤケクソでした。いやなことがあったときはあれを見て闘争本能を剥き出しにして乗り切って下さい。

 Rさん、気付けば4ヶ月以上の付き合いじゃないですか。それなのに二人でいると私たちは各々勝手な行動をとるのでまったく噛み合わないのは不思議とおもしろかったです。漁夫の利という諺を日常会話であんなに連発する人はあなたがはじめてでした。あなたの素敵なキャラをまわりのみんなに教えてあげることができず非常にもったいない気持ちでいっぱいです。

 
 これまで何人もバンクーバーを去る人の見送りをしてきましたが、いざ自分がバンクーバーを去る際、私は何月何日の何時に出発するから見送りに来てくれ、というようなことを自分以外の誰かに宣言するだろうか、というのを考えてしまいました。

 誰にも何も言わず、そっとどこか別の場所へ旅立ち、事後報告でメールなどを送ろうか、と考えることもあります。

 そしてこのようなことは誰もが考えることだということも知っています。

 しかし、私は黙ってどこかへ行くようなことは絶対にしてはいけないんじゃないかという結論に至りました。

 たくさんの友人に見送られて去っていくのはとてもすばらしいことですが、逆に誰も見送りに来てくれなかったら、もしくは1人とか2人とかだったら黙って帰ったほうがよかったんじゃないかと思うかといえば、そうじゃないと私は思います。

 実際、今日のRさんの見送りは私1人だけでした。

 もし私がRさんの立場だったらこれを淋しいことだと思うでしょうか。自分は何て友達の少ない人間だ、などと思って悲しくなるでしょうか。

 私はそんなふうに思いません。

 1人だろうと2人だろうと、ただただ来てくれてありがとうと思うでしょう。

 それに、黙ってどこかへ行くことは、まわりの人たちに対して失礼なことだとも思います。

 一人ぼっちで生きていけるほど人生は簡単なものではないので、一人で生きているつもりでも、自分の知らないところで誰かに助けられて人間は生きています。

 助けてもらっておいて黙って離れていくのは人間としてどうかな、というふうに最近は考えるようになりました。

 基本的に他人には過度の期待をしない、というのが私の信条なので、個人的な感情で人に何かを求めるようなことはしませんが、私がみんなの前から去る際は、かならず何か一言は言うようにしようと決心しました。


*人を見送る際にいつも思うことですが、どうしてスーツケースを転がす音というのはあんなに寂しい音がするのでしょうか。もっと楽しい音が鳴るようにして欲しいです。
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2006年06月02日

相手に快感を与えるドSになろう(下ネタではございません)


実は今日も密かに携帯がFidoによって止められました。

今回は支払いの滞納というわけではなく、住所の手違いでした。
そして午後には復旧しました。

Fidoが何度請求書を送っても、Fido側に送り返されてくるので、この客は怪しいんじゃないか、ということで止められたようです。

正しい住所を記入してきたので、今後は大丈夫だと思います。

朝から何度も電話をいただいたNさんごめんなさい(そんなバイト早く辞めてしまったほうがあなたのためよ)。

間に入って仲介していただいたTさんありがとうございました(もうバンクーバー生活も残すところあと。。。)。


そんなこんなで本日はEさん(これそのまんま読んだら本名じゃん。。。)宅にてクッキングしてきました。

昨日Kさんに教えていただいた豚肉をしょうがやら何やらで炒めた料理を自分なりにアレンジしてみました。

やはり大根おろしをのせたらおいしかった。

Nさん作の餃子スープもホントにおいしかった。

3人の美女に囲まれた(セクシャルサービスはありません)最近ホームシック気味のEさん接待大作戦は大成功でした。

僕らはみんなEさんが大好きです。


基本的に私自身、接待するのが大好きなことが最近わかりました。

相手を気分良くさせるのが大好きです。

相手を気持ち良くさせることに対してはかなりSです。

そこまでするの、というくらいドSな男になりたいです。

まあそのせいでいつも付き合う彼女は取り返しのつかないほど横暴な性格に変わってしまうのですが、私の信条は「男は女で鍛えられる。」なので、ホスト並にマメで気の遣える男になるのが目標です。

とりあえず今は料理に興味があるので、手料理で喜ばせることができるようになれたらいいなと思ってます。

頑張って腕磨きます。
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