2007年02月12日

誰かが泊まりにきたり、無力感でいっぱいになったり、仕事が決まったり。


 最近は何やら毎週のように人が泊まりに来ては去っていくというようなことが続いてこういうのも悪くないなと思ったりした。

 Alexも何とか自分で部屋を探して引っ越していった。
 同居最後の夜は引っ越し祝いに納豆と味噌ラーメンをプレゼントして、“日本人は味噌スープと納豆とライスを毎朝食べるんだ”と説明してその場で納豆を食べさせると、“うん、うまい。でも毎日はいらない”と言っていた。

 そしてこの前はYuさんがフェアモントからやってきた。
 彼氏に作ってもらったお弁当をもってやってきて、サラダをうちに置いてシアトルへ出掛けていったので、代わりに私が食べた。
 多種多様な豆のたくさん入った凝った作りのサラダはやけにおいしくて、恋愛と餌付けの関係性を考えながら一気にすべて食べてしまった。
 “彼氏にバンクーバーに遊びに行くって言ったら、そのバッグを持っていけと言われて、かばんを開けたらお弁当やお菓子がいっぱいでびっくりした。そういうサプライズはうれしいよね。”みたいなことを言っていてそのバッグが空っぽの状態で私の部屋に置いてある。
 彼女はまた来週シアトルからバンクーバーに戻ってくる。
 空のバッグは何を意味しているのだろうかとしばらく考えてしまった。


 そうこうしているうちにやっとインターンシップの会社が決まった。
 学校がやっと終わった。
 本当に大変な日々だった。

 この学校は日本人と韓国人しかいないので、韓国英語と日本語英語で溢れていて、全然仕事が決まらない日々はインターネットで会社を探していると、他のクラスの韓国人の“イプぅぅう〜(If)”や日本人の“バットぉぉお〜(But)”みたいな誰にも通じない秘境の地の呪文がイヤでも耳に入ってきて、どうして私がこういう人達と同じ空間にいなければいけないんだ、と心が荒んだりした。
 “イプぅ”達も“バットぉ”達も何週間か後にはインターンシップを始めるのだろう。
 それに比べて私がなかなか決まらないのはどうしても納得がいかなかった。
 どれもこれも無力感の一言に集約された。
 仕事が決まらないことには学校から抜け出すこともできないし、その仕事も自分では見つけることができなくて誰かの力をかりなければいけない、という状態は“お前は無力だお前は無力だお前は無力だ”と常に誰かが私の脳に直接囁いているような気がして耐え難いものだった。
 早くここから抜け出して、まわりの連中には絶対に手が届かないところまで行かなければいけないと思った。

 と言っても学校最後の1週間は本当に無力な1週間だった。
 Deborahという中年の女性が私達のクラスの担当講師だが、Accountingの職種のコネクションが学校になくなってしまったため、彼女の個人的なコネクションに頼るしかなかった。

 彼女の持っているいろいろな人の名刺を頼りに何時間も電話をし続けてくれてやっと取れた1件のアポに面接に行って受かった。

 その面接も学校のプログラムの説明をするという名目でDeborahさんが一緒についてきて彼女は私の代わりにたっぷり喋ってくれた。

 面接終了後は“これから真っ直ぐ学校に帰るのもなんだし私は友達に会いに行くわ。あなたも一緒に行く?”みたいなことになって一緒にフラフラした。

 スーツを着て、おばちゃんを連れてホストのようになった私は弁護士事務所からESLスクールや貿易会社などいろいろな場所に連れまわされ、彼女が友人と交友を楽しむのを横で手を前に組み微笑みながら眺め、時折“今日は7日だったか8日だったか。。。”みたいなことを彼女が言うとすかさず私が“7日でございます”とささやき、“うちの学校のプログラムはホントに素晴らしくて。。。ねえ”と私のほうを彼女が向くと“そうです。ほんとうに優れたプログラムなんです”と相槌を入れたり、“そうそう、うちの学校の受付のサニーというのは本当によくできた女性で。。。ねえ”と私の方を向くと“その通りでございます。生徒にもとてもフレンドリーで。”と私が言い、というようなことをしているうちに、ああ何かこういうマダムに買われた異国の青年のポジションも悪くないなと思い始めたりした。

 しかしそのとき偶然にもスタバでつぐみと数ヶ月ぶりの再会をして私は目が覚めた。
 “あとで戻ってくる”と私はつぐみに言い残し、さっさとDeborahを学校に送り届け、学校からスタバにまた戻るときに思ったことは、やっぱり一緒にいるならおばちゃんより若い女性のほうがいい、だった。

 Deborahの友人にはたくさん会わせてもらったが、中でも大きな法律事務所の人事の最高責任者だというオーガスティンという男が非常に親切にしてくれた。
 “今はインターンはとれないけれど、他の会社を紹介してあげることはできる。”みたいなことを言って次の日の朝学校まで来てくれた。
 “Opportunityはあげる。結果はI don’t knowだ。”と言って会社に戻っていった。

 困難なことに立ち向かうと味方が増えるということを学んだ。


 月曜から新しい環境で頑張ります。


# 気付けば昨日が日本の車の免許証の有効期限日だった。
 海外にいたことをパスポートなどで証明すれば日本に帰ったあと免許の更新ができるというのは聞いたけど、カナダの免許への書き換えはもう不可能なんでしょうか?
 まあ免許がなくてもさしあたっては困らないけれど。
posted by da-i at 05:18| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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